渡辺 裕司 木版画「鳴門」*シート

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渡辺 裕司 木版画
「鳴門」(シート)

イメージサイズ:210×408mm
用紙サイズ(縦×横):255×450mm
エディション:10/10

伝統的な浮世絵木版画の技法を駆使して制作される渡辺裕司先生の現代の木版画、版を幾重にも彫り進め摺り重ねていく技法による、四季の風景。山々や水辺、草木や天空の変化は観るものに、なつかしい記憶と感動を呼び覚まします。色数、擦り度数は30版を超えます。
彫り進み木版技法は再現のできない希少な作品として扱われています。

略歴
1941年 三重県生まれ
1963年 木下富雄先生に師事
1966年 日本版画協会展初入選、
1968年 日本版画協会展奨励賞 水彩協会版画部門最高賞
1984年 版画大賞展買上賞、
1986年 信州版画協会展 知事賞
2005年 日本の華麗なる手仕事の世界展出展(フランス/パリ)
京都・長野・宇治・東京・亀山を経て埼玉にアトリエを構え、各地で個展を多数開催している。

彫り進み木版画
『彫り進み版画』とも言う。1枚の版木を少しずつ彫っては異なる色のインクを載せて刷っていくことにより多色刷りにしていく手法である。『版木に下書きをする』までは普通の一版多色刷りと同じであるが、後行程は下記のように異なる。

• まず、紙の色(普通は白)を残したい所を彫る。
• 1色めの色インクをローラーで版木に載せ、刷る。
• 版木についたインクを洗って落とし、水分を取る。
• 1色めの色を残したい所を彫る。
• 2色めの色インクを版木に載せ、2で刷った紙を載せ、刷る。

以後同様に「前の色を残したい所を彫り」「新しい色を載せて刷る」工程を繰り返し、作品を完成させる。刷るときは絵柄がずれないように、用紙を机に置き、インクを載せた版木を上から伏せ(普通の版画では版木の上に紙を伏せる)、軽くなじませてから裏返し、ばれんでこすって刷り取る。どれほど注意深く作業しても多少は絵柄がずれるのであるが、それによってできる陰影がかえって作品の味わいを深めてくれる。

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