|林千絵さん 水彩画特集|


楽園の入口 もり と うみ

もり と うみを こよなく愛している千絵さん。
澄んだ青空に飛び跳ねる鳥や魚たち、
薄暮になると樹木で生き物たちと戯れる人たち
千絵さんの文章と共にご覧ください。


わたるひ


「わたるひ」

190×260mm
水彩、鉛筆
2023年


さざなみが広がり 鳥たちは旅に出る
お日様のコンパスをたよりにして


Chie Hayashi




北の銀河


「北の銀河」
 

240×300mm
水彩
2023年


遠い星のひかりが 静かに降りそそぐ 
濡れた牧草や 仔牛のまぶたに


Chie Hayashi




大きな木


「大きな木」
 

160×205mm
水彩、色鉛筆
2023年

やさしい風が 涙をそっとふいていく
今はただ一緒に空を見あげましょう
もうすぐ虹もかかるから


Chie Hayashi




海のなかには


「海のなかには」

130×180mm
水彩、色鉛筆
2023年


子どもは海を見つめながら思います
深みに沈む巨大な魚
七色に光る星のかけらを


Chie Hayashi




波のハーモニー


「波のハーモニー」

160×220mm
水彩、鉛筆
2023年

 

海の底の貝殻が
波にゆられて歌っている
月夜の子守歌
魚たちの夢はぷくぷく泡となりました


Chie Hayashi





私たちはひとつの船に乗って


「私たちはひとつの船に乗って」

  225×170mm
水彩、色鉛筆
2023年


象がそっとライオンのひげを撫でる
鳥は子猫のために子守歌を歌う
やさしさだけを携えて
わたしたちはひとつの船に乗る


Chie Hayashi





六月の音楽会



「六月の音楽会」

160×220mm
水彩、色鉛筆
2023年


六月の朝
雨粒が木の葉に落ちて
音符のようにはじけた
しとしと優しい旋律で


Chie Hayashi


 



読書時間


「読書時間」

 

220×160mm
水彩、色鉛筆
2023年


私にも見せてと 仲良いふたり
いったいなんの本かしら


Chie Hayashi





林 千絵
Chie Hayashi


小説や詩など文学に触発された作品が多数あります。
また、現実と夢の狭間に浮かぶ遠い記憶をたぐり寄せて
作品にしています。
木口木版を中心に水彩画など2007年より制作発表。
東京、神戸、大阪を中心に個展、グループ展、美術館企画展などに多数参加しています。




|最近わいアートで開催した林千絵さんの個展|




もりとうみと
林 千絵 水彩画展


2023年8月23日(水)-9月2日(土)

森で生きる動物や植物たち。
日々の変化に耳を澄まします。
海の水たちも会話をしているようです。

●個展出展作品はこちらをクリック●





遠くから聞こえる
林 千絵 しおさい日記 展


2022年9月30日(金)〜10月15日(土)

幼い頃の思い出を大切に持ち続けている林千絵さんが 
心に残る情景を文と絵でつづった
わいアートウェブにて連載のコラム「しおさい日記」が
版画集になりました。

緻密で独特な奥深さを持った表現は、
心の古い記憶を感触ともに蘇えらせてくれます。
展覧会では、林さんの版画作品と共に
夢想的な自然描写が美しい水彩画も展示します

●版画集しおさい日記のページはこちら●




林 千絵

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