村川荘兵衛 写真作品「Palmovka」(パルモフカ停留所付近) *額装品

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村川荘兵衛 写真作品
「Palmovka」(パルモフカ停留所付近) *額装品

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撮影時期:May. 2020
イメージサイズ:23×15.4cm
額のサイズ:太子

村川荘兵衛写真展
プラ撮らむ 出展作品

SHOHEE MURAKAWA
solo photoexhibition
Riding the Tram in Prague

2023年5/9(火)-5/14(日)
11:00〜19:00
最終日17:00まで


心惹かれる街、チェコの首都プラハ。
その街中を縦横無尽に走るトラム(路面電車)は
とても魅力的だ。
賑やかな大通りや静かな路地を
ねずみのようにすばしっこく進む電車たち。
乗ったり降りたりしながら眺めていると
この街が持つ純朴な美しさに気付く。
プラハでトラムを撮る。ぷらぷらとプラハを撮る。
それが僕のプラ撮らむ。


2009年、音楽雑誌の取材で初めてチェコを訪れた。
首都のプラハでは移動時に使ったトラム(路面電車)に
心惹かれた。
日本では大都市の路面電車は昭和の時代に多くが廃止され
現在残っている路線でもどこか車に遠慮がちな印象がある。
けれど、この街を縦横無尽に走り回るトラムは現役そのもの。
渋滞をものともせずに賑やかな大通りを進み、
静かな路地をさっとすり抜けていく。
その姿は痛快ですばしっこいねずみのように
躍動感にあふれていた。
以来プラハを訪れる度にトラムを乗り降りするのが
楽しみになりそれと同時にこの街が持つ純朴な美しさに
気付きはじめた。

旧型車両のちょっとゆがんで見える窓ガラス越しに
行き先を間違え慌てて降りた停留所の先に
冷たい風の中をとぼとぼ歩いている時に
ささやかで美しい光景が目に飛び込んできて、
心の奥底で何かが共鳴する。
そういうものが写真になっていればと思う。

村川 荘兵衛

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