小池結衣 銅版画作品
(カラーメゾチント)
『運ぶ』 *シート
イメージサイズ:98×100mm
用紙サイズ :180×177mm
制作年 :2016年
エディション :20(お送りするエディションはおまかせ願います。)
*作品シートのみの価格です。
小池結衣さんのメゾチントブログより
「カラーメゾチントについて」
メゾチントはイタリア語で、「ハーフトーン」を意味するようです。線で描くことの多い他の銅版画の技法とはちがい、微妙で美しいグラデーションを描けるのが特徴です。フランス語のマニエール・ノワール、スペイン語のマネラ・ネグラはいずれも「黒の技法」を意味します。印象的な深い黒を表す命名でしょう。
その黒の美しい諧調を生かすために黒一色で摺られる事が多いですが、銅版画のインクは油絵の具や水彩など他の画材と同じように豊富な色数のインクが市販されており、インクの混合も容易なので、もちろんどんな色で摺ることも可能です。
4版によるカラーメゾチントは、ひとつの作品のために、CMYB(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)のインクそれぞれのための4つの版を作り、一色ずつインクを載せて4度プレス機を通します。メゾチントは細かい点の集積による表現ですので、印刷と同じように理論上全ての色が表現できるわけです。
小池 結衣 / Yui Koike
京都府京都市生まれ
京都市立銅駝美術工芸高等学校日本画科卒業
1998年 油彩画をはじめる
2008年 銅版画をはじめる
神戸、京都、大阪、名古屋、東京で個展やグループ展を多数開催