− 長野順子展よりハイライト作品紹介 −
「まちに花が灯る頃」
疲れ果てたまちを覆い尽くす植物の生命力。
古木はやがて龍と化しても、
その体に耐えることなく花を灯し続けます。
花々はまちを照らす標となります。
「澪標」
満開の夜桜は、
まるで自らが発光しているかのように見えます。
微風にゆらゆらと枝を揺らす姿の妖艶さは
私の想像力を刺激します。
当初は、幻想的な花の宴を表現するつもりでしたが、
手招きをするような桜の枝に、
ふと誘われる心地が湧き上がり、
この花灯りが希望への標になればと思いました。
「月の雫」
古びた館の、
果てしなく続いてゆく階段を照らす月の雫。
少女が導く先に待っているものは…。
光る雫は、呼吸をするように揺らめいている。
エッチング、アクアチント
18×12cm
19,800円(シート税込)
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「続いてゆく」
例え、人々が明日に希望を見出せなくなったとしても、
全ての命に流れる“時“は滞ることなく続いてゆきます。
草木は芽生え、花が咲き、結実し、
昆虫や様々な生き物たちは
命を繋ぐ活動を止めることなく、
命の物語は続いてゆきます。
「会いにゆく」
誰に見られることがなくとも、美しく咲き誇る花々。
まだまだ遠いけれど、険しいけれど、
花束を手に、笑顔に会いにゆこう。
「幻想都市綺譚」
青龍、朱雀、白虎、玄武。
四神に守られた孤島では、
春夏秋冬、途切れることなく
生死の物語が繰り返されます。
そして、今日もまた一つ、
新たな物語が始まります。
「同じ月の下」
たった1人で過ごす夜。
月明かりだけがやけに白い、静まり返った夜。
この月を、君は見上げているかな?
名前も知らない誰かも見上げているかな?
……声が届くかな?
「夢幻夜話」
今宵も夢の果実が灯ります。
守り人は夢の火種をランタンに移し取り、
羊たちに託します。
眠れない夜を飛び越えて、
一つ、また一つ、
火種が夜空に散ってゆきます。
「土の声」
冬から春へと季節が変わる頃、
静まりかえっていた大地から
小さな命が芽生え始めます。
どれほどの命の糧が、
この土に宿っていたのかと思うほどに、
春から夏へ、命は賑やかに萌え盛ります。
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