春の女神展　2024 - y art gallery

春の女神展 2024

2024年1月25日（木）→2月10日（土）

11：00～19：00 最終日は17：00まで

日・月休廊

ワイアートギャラリー

出展作家

アルフォンスイノウエ

謝敷　ゆうり

高松　潤一郎

林由紀子

坂東壯一

藤原　舞子

花々や草木が芽生える春、
世界各地の神話に登場する女神たちは
裳裾をひるがえして野原に出かけて
花たちを開花させると言い伝えられています。
春の女神をテーマに6人の作家さんに
今年もこの時期に特別に作品をご出展頂きました。
巡りくる春の陽光とともに花が溢れる
平和な世界を願って開催します。

春の女神展2024 作品の販売につきまして

・今回は会期の前半2月2日（金）までは、
すべて抽選販売にさせていただき
お申し込みを 2月2日（金）19：00で締め切りました。

お申し込みいただいた方に2月3日（土）に
抽選結果をご連絡申し上げます。

お支払い方法や送料、作品のご送付日は
その際にご連絡させていただきます。

・当選確定後のキャンセルは、お受けしかねます。

・抽選後は会場及びオンラインショップで
購入可能な作品を通常通り販売いたします。

・全出展作品は、会期終了日まで展示させていただきます。

出展作品

アルフォンス　イノウエ

アルフォンス　イノウエ / Alphonse Inoue

1941年生まれ　神戸在住
武蔵野美術学校（現武蔵野美術大学）卒
1978年より銅版画作品の個展多数開催　
詩集、文学などの装丁・挿画作品を制作、　
オリジナル版画集、蔵書票集などを制作。

〈装丁・装画作品〉
生田耕作・訳マンディアルグ「満潮」
日夏レイ詩集「シメール」
生田耕作・訳マンディアルグ「1914年の夜」
生田耕作著「黒い文学館」
生田耕作・訳ジョイス・マンスール「女十態」、
ジャン・カスー「黄昏のウィーン」その他の挿画。
銅版画集「Belles Filles」　私刊本詩画集「夢の半周」
「アルフォンス・イノウエ蔵書票カタログ・レゾネ」
「Alphonse Inoue WORKS CATALOGUE RAISONNE」
他出版
神戸、京都、大阪、東京他にて個展多数開催　
2020年より春の女神展ワイアートギャラリー（大阪）に出品

作品

葦毛に乗った女

作品番号 1

アルフォンスイノウエ

『葦毛に乗った女
The Lady on the Roan - For John Collier -』

鉛筆・水彩・一部ガッシュ(白)
イメージサイズ 267×275mm
額外寸（縦×横×厚み）385×391×42mm
制作年 2023年

SOLD OUT

額装は作品番号3の
『今やわれ心やさしきシナラの下に在りし日の
われにはあらず- For E.Dowson -』と同様です。

「葦毛に乗った女」ジョン・コリア
あらすじと制作意図について

イギリス系アイルランド人最後の一族
リングウッドは親友を捜して辺鄙な村で、
奇妙な馬に乗った10代の娘に会う。
彼は荒れ果てた塔に住む彼女に誘惑される。
唇を重ねると意識は薄れ眠り込み、
気がつくと長く毛深い前足を見た・・・。
と話はそこで終わっている。
親友もすでに獣に変身させられていることが
判るように話は進められている。
僅か20頁足らずの短編だが、
彼女が魔女であるということは
全編を通じて書かれていない。

キルケーや鏡花の高野聖に通じる魔女譚。
イギリスには珍しい異色作家を選んで
初めて作品にしたのは、
この作家のウイッティな他にない
奇妙な味に魅されて制作したもの。
カタログレゾネ掲載作品は試作であり、
のちに奇妙な馬を描き直そうと思いながら、
そのままになっていた。
1972年制作のEtching作品を
このたび、50年ぶりに改めて
鉛筆・水彩・一部ガッシュで制作しました。

アルフォンス　イノウエ

作品番号 2

アルフォンスイノウエ

『解放の時　The Moment of Emancipation』

鉛筆・水彩・一部ガッシュ(白)・インク
イメージサイズ 240×114mm
額外寸（縦×横×厚み）354×221×42mm
制作年 2023年

SOLD OUT

額装は作品番号3の
『今やわれ心やさしきシナラの下に在りし日の
われにはあらず- For E.Dowson -』と同様です。

からだは「空・からだ」という言葉からも
きているとの由もあり、
今ではからだは空っぽではなく、
奥歯は第二の脳、
大腸は脳に指令を送っている等々、
脳が全てに使命を発していないことも
分かってきました。（唯脳論）
からだが空っぽになって解放されるこの絵は
ロマン的アイロニーとして描いたものです。

茨木のり子の詩（恋唄）を連想しました。

恋唄 茨木のり子

肉体をうしなって
あなたは一層　あなたになった
純粋の原酒（モルト）になって
いっそうわたしを酔わしめる

恋に肉体は不要なのかもしれない
けれど今　恋いわたるこのなつかしさは
肉体を通してしか
ついに得られなかったもの

どれほど多くのひとびとが
潜（くぐ）っていったことでしょう
かかる矛盾の門を
惑乱し　涙し

2023年制作のこの作品は、
鉛筆・水彩・一部ガッシュ・インクで
着色して制作を行いました。

アルフォンス　イノウエ

作品番号 3

アルフォンスイノウエ

『今やわれ心やさしきシナラの下に在りし日のわれにはあらず- For E.Dowson -』

鉛筆・水彩・一部ガッシュ(白)・インク
イメージサイズ 249×133mm
額外寸（縦×横×厚み）365×248×42mm
制作年 2023年

SOLD OUT

（額装）
シンプルなデザインの木製のボックス額縁
底面の黒マットに作品パネルをねじ止めしています。

額装正面

額装斜め方向から

額裏に作家サイン

アーネスト・ダウスンの代表作（シナラ）を
1988年と2002年に2作制作しているが、
思うようにはいかなかった。
（1988年制作レゾネ作品番号104 etching作品、
2002年制作レゾネ作品番号179 etching作品）
詩画集『夢の半周』では
分かりやすく訳も秀逸という点で
関川左木夫訳を選んでいるが、
作品タイトルのみ翻訳を矢野峰人訳で、
「今やわれ心やさしきシナラの下に
在りし日のわれにはあらず」
に変えている。
このたび、あらためて
水彩画として制作をしました。　

アルフォンス　イノウエ

作品番号 4

アルフォンスイノウエ
『石の記憶 (A) Memory of the Stone』

鉛筆・水彩・一部ガッシュ(白)・インク
イメージサイズ 268×69mm
額外寸（縦×横×厚み）382×190×42mm
制作年 2023年

SOLD OUT

額装は作品番号3の
『今やわれ心やさしきシナラの下に在りし日の
われにはあらず　- For E.Dowson -』と同様です。

石の記憶（作品4と5）について

　　1993年制作石の記憶（1）（レゾネ番号128）と
石の記憶（2）（レゾネ番号132）について

若き頃より、鉱物に興味を持ち
暫く収集した時期がありましたが、すぐ頓挫しました。
人は、（神）、人間、動物、植物、鉱物と
ヒエラルキーを付け、
鉱物は無機物として、生きものでなく、最下に置きました。
花田清輝氏は、このヒエラルキーを逆転させ鉱物を
上位に置き、人間を最下としての論を書いていますが、
私は人間・動物・植物・鉱物を
同一平面上に置いて、その全てを同等に考え、
trusteeship（信託）に繋げようと思っていましたが、
今は、花田氏の逆転の考えに傾むいています。
人間中心主義をやめて、
地球上に生きる小さき人間は、
鉱物・植物・動物を敬し、
自然と融合して生きる方が良いのではと・・・・。
私の様なアナログ人間にとって、
IT. BT. AI等の便利になった技術は
世界に多くの分断を引き起こし
多大な副作用を生むと感じています。

石の記憶A
（鉛筆・水彩・一部ガッシュ・インク 26.8×6.9cm）
石の記憶B
（鉛筆・水彩・一部ガッシュ 22.9×14.9cm）
を2023年にあらためて制作しました。

アルフォンス　イノウエ

石の記憶B

作品番号 5

アルフォンスイノウエ
『石の記憶 (B) Memory of the Stone』

鉛筆・水彩・一部ガッシュ(白)
イメージサイズ 229×149mm
額外寸（縦×横×厚み）344×267×42mm
制作年 2023年

SOLD OUT

額装は作品番号3の
『今やわれ心やさしきシナラの下に在りし日の
われにはあらず　- For E.Dowson -』と同様です。

ちんにゅうしゃ

作品番号　6

アルフォンス　イノウエ

『闖入者　Intruder』

鉛筆・水彩
イメージサイズ 237×251mm
制作年 2023年

非売品

限定制作ジクレー作品有り
（下記に掲載しています）

最大の苦痛が訪れた時の死は、その限界に達した時、
脳内麻薬によって苦痛を和らげるという。
ほとんどの人が安らかな死に顔になっているのは
この理由だという。
これを知って後、私にとっての死の恐怖は、
上述のことで払拭されていますが、
恐怖の感情は生きているが故に誰もが持っているもので、
その感情は避け難いという一方、
それに魅せられるという
アンビバランスな感情があります。
（人によって違いますが）

若き頃よりゴシックロマンや暗黒ロマンの
幻想小説を好んで読んでいました。

これらには闖入者はよく出てきます。
この作品は私のイメージに浮かんだものを描いたのですが、
恐怖を呼び覚ますには少し優しくなった様です。
このたび、鉛筆・水彩で制作しました。

アルフォンス　イノウエ

作品番号　7

アルフォンス　イノウエ

『スピリット　Spirite -For T.Gautier -』

鉛筆・水彩
イメージサイズ 186×142mm
制作年 2023年

非売品

限定制作ジクレー作品有り
（下記に掲載しています）

1988年にレゾネ作品番号105 etching作品スピリット（1）、
レゾネ作品番号106 etching作品スピリット（2）
いずれも霊界に永遠の愛の結晶を見る、P・J・ゴーティエの
最もロマン派的な幻想小説に触発され、制作しました。
初期に画家志望であったゴーティエの小説は
ピクチャレスク小説と言ってもよく、
描きたいイメージが彷彿として浮かび上がるところが多い。
スピリットは今までにetchingと水彩画で計7点制作している。
このたび、2023年にあらためて構図を変えて
鉛筆・水彩で制作しました。

　アルフォンス　イノウエ

アルフォンスイノウエ　ジクレー版画　

ワイアートギャラリーでの企画展「春の女神展2024」のために
アルフォンス・イノウエ先生が2023年に制作された
鉛筆・水彩の作品を作家が原画のアーカイブを保存するために
高品質の版画で限定で制作しました。
用紙はすべて「アーカイバルコットン100 350gテクスチャー」
を使用しています。
長期保存用に徹底的にこだわり、コットン100％、
中性、漂白剤不使用などの特徴があります。
厚みも350gという重さ（厚さ）のコットン用紙で
日本の湿度変化に対しても考慮された用紙となっています。

作品番号 G-1

アルフォンスイノウエ
ジクレー版画

『葦毛に乗った女 The Lady on the Roan - For John Collier -』

イメージサイズ 267×275mm
額外寸 444×447mm
制作年 2023年

額付価格（税込） 77,000円

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（4部限定制作/うち作家1部所有）
エディションはお任せ願います。

（額装）

葦毛に乗った女　ジクレー版画

作品番号 G-2

アルフォンスイノウエ
ジクレー版画

『解放の時　The Moment of Emancipation』

イメージサイズ 240×114mm
額外寸 417×286mm
制作年 2023年

SOLD OUT

（4部限定制作/うち作家1部所有）
エディションはお任せ願います。

額装は作品番号G-1と同様です。

作品番号 G-3

アルフォンスイノウエ
ジクレー版画

『今やわれ心やさしきシナラの下に在りし日の
われにはあらず　- For E.Dowson -』

イメージサイズ 249×133mm
額外寸 426×305mm
制作年 2023年

SOLD OUT

（4部限定制作/うち作家1部所有）
エディションはお任せ願います。

額装は作品番号G-1と同様です。

石の記憶Aジクレー

作品番号 G-4

アルフォンスイノウエ
ジクレー版画

『石の記憶 (A) Memory of the Stone』

イメージサイズ 268×69mm
額外寸 445×241mm
制作年 2023年

額付価格（税込） 55,000円

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（4部限定制作/うち作家1部所有）
エディションはお任せ願います。

額装は作品番号G-1と同様です。

作品番号 G-5

アルフォンスイノウエ
ジクレー版画

『石の記憶 (B) Memory of the Stone』

イメージサイズ 229×149mm
額外寸 406×321mm
制作年 2023年

額付価格（税込） 60,500円

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（4部限定制作/うち作家1部所有）
エディションはお任せ願います。

額装は作品番号G-1と同様です。

作品番号 G-6

アルフォンスイノウエ
ジクレー版画

『闖入者　Intruder』

イメージサイズ 237×251mm
額外寸 414×423mm
制作年 2023年

額付価格（税込） 60,500円

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（3部限定制作/うち作家1部所有）
エディションはお任せ願います。

額装は作品番号G-1と同様です

作品番号 G-7

アルフォンスイノウエ
ジクレー版画

『スピリット　Spirite -For T.Gautier -』

イメージサイズ 186×142mm
額外寸 363×314mm
制作年 2023年

SOLD OUT

（4部限定制作/うち作家1部所有）
エディションはお任せ願います。

額装は作品番号G-1と同様です。

謝敷　ゆうり

謝敷ゆうり/ Yuri Shashiki

兵庫県在住
1985 埼玉生まれ
2009 明星大学日本文化学部造形芸術学科卒業
2012 京都精華大学大学院芸術研究科
博士前期課程芸術専攻修了

個展

2013 まるごのギャラリー／京都
2014 ギャラリー歩歩琳堂／神戸
2015 ワイアートギャラリー／大阪
2016 ギャラリー歩歩琳堂／神戸
2018 ギャラリーアートグラフ／名古屋
2018・2020 ワイアートギャラリー／大阪
2019 神戸元町歩歩琳堂画廊／神戸
2021 不忍画廊/東京

主なグループ展
2015年 Next Winds .未来. 展
（高島屋大阪店6階美術画廊Ａ・Ｂ）
2016年版画京都展実行委員会 2016選抜展
（ART FORUM JARFO／京都）
版画の希望展
（ワイアートギャラリー／大阪）
2017年BLIND PEAK 1 .版夢の胎動
池田俊彦／山田彩加／謝敷ゆうり展
（不忍画廊／東京・日本橋）
エッチングの光と闇坂東壯一と謝敷ゆうり展
（ワイアートギャラリー／大阪）
2018年 Next Winds2
（高島屋大阪店6階美術画廊）
2020年　小作品集「Suits」発売
2021年・2022年・2024年　春の女神展
（ワイアートギャラリー／大阪）
2021年肉体と魂　共生のリズム
亀井三千代　謝敷ゆうり展
（ワイアートギャラリー／大阪）
KYOTO版画 2021 閉会展 Part1
（ギャラリー恵風/京都）
ギャラリーアートグラフ画廊回顧展Part6
（ギャラリーアートグラフ）

作品

作品番号8

謝敷ゆうり

『青蛙（せいあ）』

エッチング、雁皮刷り
ed.1/18
イメージサイズ 230×166mm
額外寸 392×321mm
制作年 2022年

額付価格（税込） 47,500円

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意思を持ち開眼したところです。
ちょっとカエル系の顔になったので、
タイトルは青蛙神という
三本足のヒキガエルの姿をした福の神から取りました。

額装

せいあ額装

スフィア

作品番号9

謝敷ゆうり

『スフィア』

エッチング、雁皮刷り
ed.9/20
イメージサイズ 355×275mm
額外寸 518×431mm
制作年 2020年

額付価格（税込） 70,000円

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最初は腕を大きく広げたイメージで下描きを始めて、
最終的にこういう絵になりました。
天体の擬人化というか、人格などは無く
ただそこにある存在です。
内へ内へと入っていくのと同時に
外へも広がっていく様な作品を目指しました。

額装

高松　潤一郎

高松潤一郎 / Junichiro Takamatsu

1941年北街道小樽生まれ
1964年立教大学理学部数学科中退　　　
以後、油彩で幻想絵画を描き続けている

主な展覧会（抜粋）
1963年個展　兜屋画廊（銀座）
1968年個展　青木画廊（銀座）7歳頃
以後、青木画廊にて個展
1977、1980、1984、2003、2021年
1971年朝日新聞主催　現代幻想絵画展
1976年ポスト・コレクション展
東京セントラル美術館（銀座）
1981年幻想絵画展
旧西ドイツ私設美術館巡回
1981年幻視の森展 I 1982年同II
東京セントラル美術館（銀座）
1982年国際交流基金による幻視者たち展
旧西ドイツ公立美術館
1982年ミニアチュール展 I 1983年同 II
彩鳳堂画廊（銀座）
1989年二人展青木画廊（銀座）
1994年人人展　東京都美術館（上野）　
2007年「渋澤龍彦・幻想美術館展」
埼玉県立近代美術館　
札幌芸術の森美術館
横須賀美術館
2008年精筆の画家8人展青木画廊（銀座）
同企画展2014年・2015年・2019年・2021年実施　
2011年死を思え折原コレクション展
文芸春秋画廊（銀座）
2014年精筆の画家9人展
2015年精筆の画家10人展
青木画廊（銀座）
2015年巻き貝の見た夢
2017年一角獣の変身刊行記念展
青木画廊（銀座）
2017年トンドの夢想家達展V / IV
2018年も実施
Galerie Or Terre（京橋）
2017年企画グループ展
ドラード・ギャラリー（早稲田）2023年も実施
2018年企画グループ展
人形館(銀座) 2022/2023年も実施
2019年静筆の画家12人展 2021年も実施
青木画廊（銀座）
2022年春にして君想う・幻想の汀展人形館（銀座）
2022年虚像の迷宮展. ZAROFF（初台）

作品

レスボス島の吸血鬼

作品番号10

高松潤一郎

『レスボス島の吸血鬼』

oil on board
イメージサイズ 225×155mm
額外寸 265×194mm
制作年 2022年

額付価格（税込）132,000円

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１８歳の時、澁澤龍彦訳の
「悪徳の栄え/マルキ・ド・サド」を悪友から勧められ、
最初は吐き気がしたけれど、でも逆にそれは、
いずれ僕に受け入れられるという体質の反作用だった。
ファン気質というものは面白いもので、
それ以来澁澤氏が関心を持つもの全てに興味を持った。
レスビアンの語源になった、レスボス島もその一つで、
皆は僕を変態と呼ぶが、知るか。
宇宙に存在する者は、皆エネルギ－を必要とする。
神は善人の魂を食べ、悪魔は悪人の魂をたべる。
だから女性の吸血鬼だって、女神とかわりなどありません。
魂を食べられたくなかったなら、
善人にも悪人にもなってはいけませんよ。

額装

レスボス島の吸血鬼額装

昇ってくる月をご覧2

作品番号11

高松潤一郎

『昇ってくる月をご覧 II』

oil on urushi/漆
イメージサイズ 350×345mm
額外寸 390×387mm
制作年 2021年

額付価格（税込）231,000円

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額装

昇ってくる月をご覧2額装

林　由紀子

林　由紀子 / Yukiko Hayashi

1958年東京生まれ、銅版画家坂東壯一氏に師事し、
36歳から銅版画では最も古い技法、
15世紀ごろにヨーロッパで確立した
「エングレーヴィング技法」を始める。
日本では制作する人の極端に少ない
エングレーヴィング技法は、
銅版のうえをビュランという固い刃で線を彫り、
そこにインクをつめて摺る銅版画。
優雅な線で描かれる
清らかなロマンティシズムは好評を得ている。

2010年銅版蔵書票集「プシュケの震える翅」刊行。

2020年作品集
『ペルセポネー回帰する植物の時間 1997-2019』を
レイミアプレスより刊行

各地のギャラリー、美術館で個展・グループ展多数開催

2020年より春の女神展ワイアートギャラリー（大阪）出品

作品

花のとき

作品番号12

林由紀子

『花のとき』

鉛筆、水彩
イメージサイズ 170×110mm
額外寸 275×225mm
制作年 2023年

SOLD OUT

水彩が綺麗に出る紙を見つけたので
絞りの椿を描きたくなりました。
我が家の庭で手入れもしないのに良く咲く花です。
花は自分の時を知っていて
決して間違えないものです。
考えるのではなく知っているということ。
その潔さは人間には滅多にないものです。

額装

花のとき額装

花盛りの庭

作品番号13

林由紀子

『花ざかりの庭』

鉛筆、水彩
イメージサイズ 155×100mm
額外寸 275×225mm
制作年 2023年

額付価格（税込） 44,000円

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植物の命が妍を競うさまを思います。
過剰なものこそが自然なのだと。

額装

花盛りの庭額装

土と命

作品番号14

林由紀子

『土と命』

銅版画手彩色
ed.1/10
イメージサイズ 100×150mm
額外寸 310×400mm
制作年 2023年

SOLD OUT

花びらの儚い美しさとは裏腹に
土に根を張る植物の生命力も描きたいと思っています。
芍薬はすぐ散ってしまうつかの間の豪奢、
命の蕩尽という感じがします。

額装

土と命額装

月の宮殿

作品番号15

林由紀子

蔵書票『月の宮殿』

銅版画手彩色
ed.e.a
イメージサイズ 145×90mm
額外寸 274×224mm
制作年 2023年

SOLD OUT

こちらの蔵書票は注文主の方が人魚の顔に
無垢な優しさを特にご希望されたので
顔は一度作り直しました。
西洋人風ではなく、と言われて、
画風を見直すようになりました。
注文制作はそういう難しさもありますが
自分が無意識のうちに作ってしまう限界、
境界を越えさせてくれることもあります。
自分の思いだけで作ることに疲れたときに
そこから連れ出してくれる他人もまた大切なのです。

額装

月の宮殿額装

午後の微風

作品番号16

林由紀子

蔵書票『午後の微風』

銅版画手彩色
ed.e.a
イメージサイズ 145×92mm
額外寸 274×224mm
制作年 2023年

額付価格（税込） 16,500円

作品のお求めはこちらをクリック

こちらの蔵書票は中国の方から
二度目のご注文をいただいたので
初回は薔薇で二回目は芍薬にしました。
風に震える花びらの薄さ、
清冽な香りも描けたらいいと思います。

額装

午後の微風額装

坂東　壯一

坂東壯一 / Soichi Bando

1937年　香川県に生まれる
1962年　香川大学卒業
1963年　日本版画協会展協会賞
1965年　春陽展　春陽会賞
1966年　日本版画協会展山本鼎賞
1966年～2010養清堂画廊・シロタ画廊他　

東京・大阪・京都その他の都市での個展多数

2014年
蔵書票集『SOICHI BANDO EXLIBRIS』
レイミアプレス刊行

個展・ワイアートギャラリー
蔵書票集出版記念　坂東壯一展

2015年
個展・ワイアートギャラリー
作品集より～　坂東壯一銅版画展
江戸川亂歩自選短篇集「幻想と怪奇」挿画

2017年
『エッチングの光と闇』
坂東壯一・謝敷ゆうり展
ワイアートギャラリー

2018年
藍峯舎「ポー奇譚集」
（渡邊?・渡邊啓助譯　坂東壯一挿畫）刊行
坂東壯一個展　エドガー・ポー、江戸川乱歩の世界
ギャラリーオキュルス他

2020年
覚醒　坂東壯一腐蝕銅版画選集展
ワイアートギャラリー

2020年より春の女神展
ワイアートギャラリー（大阪）出品

パブリックコレクション
東京都美術館
国立国際美術館
町田市立国際版画美術館
その他

作品

作品番号17

坂東壯一

『仮面（ペルソナ）』

鉛筆画
イメージサイズ 190×155mm
額外寸 395×305mm
制作年 2023年

SOLD OUT

「ラピスラズリー色のモノクロム鉛筆デッサンについて」

青の単色で表現する世界は象徴的な彼方と現実を
結ぶことに適した色で瞑想と幻想を表現するのに
もっともふさわしい色だとうすうす感じている。
心の壁に沈む影や闇の部分をそっと描くには最適で
これからも青のグラデションで版画とは違った世界を
追求してゆければと願っている。

坂東壯一

額装

仮面額装

夢の終章

作品番号18

坂東壯一

『夢の終章』

エッチング・アクアチント
Ed.18/30（現品限り）
イメージサイズ 362×180mm
用紙サイズ 550×377mm
制作年 1976年

シートのみ価格（税込） 50,600円

作品詳細とお求めはこちらをクリック

海の窓

作品番号19

坂東壯一

『海の窓』

エッチング・アクアチント
ed.10/30（現品限り）
イメージサイズ 250×360mm
用紙サイズ 385×537mm
制作年 1978年

シートのみ価格（税込） 50,600円

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作品番号20

坂東壯一

『月の儀式』

エッチング・アクアチント
ed.20/30（現品限り）
イメージサイズ 360×240mm
用紙サイズ 520×380mm
制作年 1978年

シートのみ価格（税込） 50,600円

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オルフェウス

作品番号21

坂東壯一

『オルフェウス』

エッチング・アクアチント
ed.E.A.（現品限り）
イメージサイズ 360×220mm
用紙サイズ 530×376mm
制作年 1978年

シートのみ価格（税込） 50,600円

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フローラ

作品番号22

坂東壯一

『フローラ』

エッチング・アクアチント
ed.E.A.（現品限り）
イメージサイズ 320×222mm
用紙サイズ 538×376mm
制作年 1978年

シートのみ価格（税込） 50,600円

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作品番号23

坂東壯一

『秋の贈りもの』

エッチング・アクアチント
ed.18/30（現品限り）
イメージサイズ 360×220mm
用紙サイズ 530×380mm
制作年 1983年

シートのみ価格（税込） 50,600円

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作品番号24

坂東壯一

『冬の球』

エッチング・アクアチント
ed.20/30（現品限り）
イメージサイズ 360×240mm
用紙サイズ 541×380mm
制作年 1983年

シートのみ価格（税込） 50,600円

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浮遊する星

作品番号25

坂東壯一

『浮遊する星』

エッチング・アクアチント
ed.17/30（現品限り）
イメージサイズ 360×210mm
用紙サイズ 536×378mm
制作年 1983年

シートのみ価格（税込） 50,600円

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夢の中の訪問者

作品番号26

坂東壯一

『夢の中の訪問者』

エッチング・アクアチント
ed.E.A.（現品限り）
イメージサイズ 360×210mm
用紙サイズ 538×382mm
制作年 1978年

シートのみ価格（税込） 50,600円

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けし（小）

作品番号27

坂東壯一

『けし（小）』

エッチング
ed.E.A.（現品限り）
イメージサイズ 200×90mm
用紙サイズ 355×235mm
制作年 1987年

シートのみ価格（税込） 25,300円

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藤原　舞子

藤原舞子 / Maiko Fujiwara

1981年奈良生まれ

2000年より画家川口起美雄氏に師事

2005年武蔵野美術大学大学院
造形研究科美術専攻油絵コース修了

修了制作研究室賞

2003年 Punkt展
青木画廊（銀座） '04 '05 '06 '07 '11 '12 '13
2007年眼展
2007PART1　青木画廊（銀座）
2008年 2人展
Magic&Reality　ギャラリーバンディ（ソウル）
2009年藤原舞子展
青木画廊ルフト（銀座）
風の方向展
ギャラリーヒルゲート（京都） '11 ’13
Ur.Punkt展　青木画廊（銀座）'12
2010年藤原舞子個展
青木画廊（銀座） '13 '15 '17 '19 '22
2011年 Punk展　ヒースギャラリー（ソウル）
アートフェア東京（青木画廊ブース）
2012年マリリンモンロー歿後50年記念展
青木画廊（銀座）
2014年精筆の画家ミニアチュール9人展
青木画廊（銀座）'15
2016年眼展2016Part2
青木画廊（銀座）
2017年一角獣の変身刊行記念展
「青木画廊第三世代/新世代」展
青木画廊（銀座）
2018年「Frauen leben-女たちは視ている」
青木画廊（銀座） '20 '21
2022年 Ikuo FUJIWARA with old Friends
ギャラリーCreate洛（京都）